ジェームズ・アレン -成功者のための雑学日記-
「私たちは、自分が考えたとおりの人間になる」
「思考は現実化する」
現代成功哲学の祖として知られる、ナポレオン・ヒル、デール・カーネギー、アール・ナイチンゲールらを筆頭に、近来欧米で人気を得てきた自己啓発書作家たちのほとんどが彼ら自身の哲学の最大の柱としているアイデアである。
言うまでもないが、このアイデアを生み出したのは彼らではない。おそらくこれは、人類がこの世に現れ、人生というものを考え始めた頃から、延々と存在してきたアイデアに違いない。
事実、仏陀も、「私たちの今の人生は、私たちがこれまでに考えてきたことの結果である」と語り、イエスも「人は密かに考え、そのとおりの者となる」と語っている。
当然のごとく、上記の作家たちの中には、自身の哲学の柱を補強すべく、イエスや仏陀の言葉を引用している人達が少なくない。しかしながら、驚いたことに、彼らが、同じ目的で、もっと頻雑に引用している哲学者がいるのである。
ジェームズアレンがその人だ。
日本ではまだ知名度が低いが、聖書に次ぐベストセラーとまで言われている本の作家として、欧米では広く知られている人物である。
彼は、その本の中で、古来の複雑な人生哲学、神学、形而上学などの余分な部分をすべてそぎ落とし、宇宙の法則と心のパワーに焦点を当てた、極めてわかりやすい哲学を展開した。
そしてそれが、後の時代の自己啓発書作家たちの心をも、しっかりと捕らえたというわけだ。その本は、アレンが1902年に書いたものだが、ほぼ一世紀を経た今でも、世界中で着実に読者を増やし続けている。
ちなみに、アレンは他にも18冊の本を書いており、それらもまた、今なお世界中で読者を増やし続けている。
彼の本が、時代を超えて売れつづけている理由は、おそらく一つしかない。どんな時代においても機能する、どんな人のためにも役に立つ、誰にでも実践可能な人生の極意が、わかりやすく書かれていることに尽きるのではないだろうか。
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