孫 正義 -成功者のための雑学日記-
1957年8月11日、佐賀県鳥栖市生まれ。在日朝鮮人2世の次男で、朝鮮語ではソン・ジョンウィと発音する。はじめ通称名の安本を名乗っていたが、後に朝鮮名の孫正義として日本に帰化した。ちなみに、実業家でアジアングルーブ代表取締役の孫泰蔵は孫正義の実の弟にあたる。
高校を中退し16歳で単身アメリカに渡る。
1980年カリフォルニア大学バークレー校を卒業。専攻は経済学。
大学在学中に音声装置付きの多国語翻訳機の試作機を開発し、当時シャープ専務の佐々木正氏に1億円で買い取られた。佐々木氏にはその後ずっとソフトバンクの相談役をしてもらっている。
その資金でユニソンワールドという企業を立ち上げ、1980年に日本へ帰国するまで米国での経営を続けた。なお、米国へ留学中に、当地で出会った日本人留学生の女性と結婚している。
「試験官!」
孫正義は、アメリカの大学検定試験の会場で、突然、手を上げて発言を求めた。
「私は、日本人なので、英語がよくわかりません。しかし、英語さえわかれば、問題は解くことができる。だから辞書を使うことを認めてほしい。それと、辞書を使う分時間が余分にかかるので、時間も延長してほしい」
なんとも、常識では考えられない行動に出たものである。そして、教育委員長と直談判し、認めさせてしまった。
この話は、自分の主張に正当性があれば貫き通すという、孫正義の性格を表すエピソードとして、よく知られている。
そんな孫正義であるが、子供の頃は、在日韓国人ということで,哀しい思いをしばしば受ける日々を過ごしている。
高校時代のアメリカ留学は、そういった意味でも、孫を大きく変えることになった。日本へ帰国後は、国籍のコンプレックスを吹っ切って、日本名の「安本」を捨て「孫正義」と名乗るようになった。
ビルゲイツを含む、デジタル情報革命で活躍している人たちには、共通の出会いがある。それは、インテルが発売した8080と呼ばれるマイクロプロセッサーだ。孫は、その写真を、いつも鞄に入れて持ち歩いていた。
ある日、アイデアを思いついた孫は大学の教授と共に開発に掛かり、ついに音声付きの電子翻訳機を完成させた。
そして、それを持って日本の企業へ売り込んだのである。
その売り込み方法にも、孫らしさが伺える。企業を回っても思ったように反応が返ってこない。本命であったシャープでさへも、発想の面白さには関心を持ってもらえたが、契約には至らなかった。
「トップと直接話しがしたい」 そう考えた孫は、以前シャープの弁理士だった男を見つけ出し、当時、電卓の大御所と評された、佐々木専務なる人物と面会することができた。
佐々木は孫に聞いた。「もしシャープが契約をしたら、契約金は何に使うのですか」孫は答えた。「スタッフに分配し、残りは会社の経費に使います」
佐々木には、大学生が会社を経営し、お金を会社の発展の経費に当てるという考えが、とても新鮮だった。そして、結局、孫と契約することになる。
やがて、世界に先駆け、ポータブル翻訳機「IQ3000」が発売され、孫は1億数千万円を手にいれることになった。
そして1981年9月、日本ソフトバンクを設立。
当時、本格的な卸業者がなかったパソコン・ソフトウェアの流通業を目指した。早速、エレクトロニクスショーでブースを借りて出店し、成功を収める。
孫の噂を聞きつけて、上新電機の社長が事務所にやってきた。事務所の扉を開けた瞬間、その社長は愕然とした。なんと、机が2つ並んでいるだけだったのだ。それに、社長はといえば、ひとつ間違えば、学生に見えた。
しかし、孫は、情熱だけは誰にも負けないと説得し、ついに独占契約を取り付けることに成功する。
また、ソフト製作会社であるハドソンとの独占販売権も手にいれた。やがて、評判は口コミで広がり、事業は雪だるま式に拡大していった。創業2年目には、販売加盟店が4600店舗を突破。業界トップの座についた。
1996年、インターネット事業への本格的参加を目指し、アメリカのヤフーへ35%の出資参加を果たす。続いて、ヤフー・ジャパンを、97年秋に株式公開させた。
当時「YAHOO!」はヤッホーと読まれるくらい無名の存在だった。 と言うよりも、インターネット自体が、まだあまり知られていなかった。
一連の出資に対しアナリスト達は、単なる「バブル男」と揶揄していたが、99年に入ると、ネットブームが起こり、日本のヤフー株は急騰する。
その頃、ビル・ゲイツは、来るべきインターネットの時代に対し、ブラウザソフトを押さえる事が鍵だと考えていた。 そして「インターネットエクスプローラー」で、勝負を賭けた。結果は、「ネットスケープ」に大きく水をあけ、圧勝だった。
しかし、世界を制覇したビルゲイツでも、ソフトの世界では、孫に出遅れたのだった。
今日まで、孫は日本経済にさまざまな影響を与えている。
コメント
コメントの投稿
トラックバック
- トラックバックURL:
- http://pis.blog83.fc2.com/tb.php/31-5288e90c
