アルフレッド・ベルナルド・ノーベル -成功者のための雑学日記-
ノーベル賞の親
(1833〜1896)
スウェーデンのアルフレッド・ベルナルド・ノーベル(1833〜1896)はダイナマイトを発明して巨万の富を築いた。
又、妻子なく、親兄弟とも死別していたことから、63年の生涯を閉しる際に彼の残した遺言に基づいて設立された国際賞がノーベル賞である。
その遺言にはこう記されている。
「基金を設立し、その利子を毎年、その前年に人類のために最も貢献した人に賞として与えるものとする」
遺言によれば、この利子は5等分して、
物理学の分野で最も重要な発見ないし発明をした人、
化学の分野で最もも重要な発見ないし開発をした人、
生理学ないし医学の分野で最も重要な発見をした人、
文学の分野で理想主義的な最もすぐれた作品を生みたした人、
国家間の友好と軍隊の廃止ないし削減と平和会議の開催ないし推進のために最も尽くした人に与える」、
とあり、したがってノーベル賞はこの5部門に与えられる。
なお、1969年よりノーベル経済学賞か新設された。
受賞者の選考には、物理学賞と化学賞はスウェーデン科学アカデミー、生理学医学賞はストックホルムのカロリンスカ研究所、文学賞はストックホルムのアカでミー、平和賞はノルウェー国会が選出する五人の委員会の各機朗があたる。経済賞はスウェーデン科学アカデミーが選考する。
授賞に際してはノーベルの遺言
「賞の選考にあたっては、国籍は一切考慮せず最も
ふさわしい人を選ばなければならない」が大前提である。
具体的には、各賞の授賞機閲のノーベル委員会が全世界の主要大学等機関と専門家に極秘に他薦を依頼する。彼らから送られてきた被推薦者に、委員会が独白の判断で選んだ人を追加して、ノーベル賞受賞候補者リストが作成される。
そこから受賞者か選考されるというしくみである。文学賞の選考の場合、言語語の問題もあり、フランスアカデミーとスペインアカデミーの協力を仰ぐという説がある。どの賞の選考にも過去のノーベル賞受賞者とヨーロッパの王族の意見が大きく影響するという。
受賞者が決定すると、ノーベル財団の専務理事から受賞者に電報で通知がいく。しかし多くの場合、受賞者はラジオやテレビの問い合わせでまず知ることになる。受賞者の発表は毎年10月中旬に行われるが、授賞式はノーベルの命日12月10日にストックホルムのコンサートホ−ルでスウェーテン国王臨席のもとに行われる授賞式に引き続いてシティーホールで晩餐会と舞踏会が催される。ただし、平和賞の授普式は同日オスロのオスロ大学講堂で比較的簡素に行われる。
受賞者は授賞式で円型の金メダルと賞状、賞金の小切手手を受けとり、晩餐会で3分間のスピーチを行う。
ノーベル賞の受賞者は、一つの賞につき2分野、最大3人までであり、かつ生存者にかぎられる。そこに受賞にまつわる悲喜劇が生じる。ただし、授賞決定から授賞式までに受賞者が亡くなっても、あるいは授賞式を欠席しても受賞資格は失わないが、1年以内に賞を受けとらない場合は受賞を辞退したものとみなされ、受賞資格を失う。
ノーベルの遺言により生まれ、スウェーデンとノルウェーの不断の努力により権威を高めたノーベル賞は人類の宝である。
